ラクトフェリンの効果や副作用を解説。

ライオンや森永乳業などからサプリメントと販売され、口コミでも人気上昇中のラクトフェリンは 整腸作用や放射能から体を守る効果の他、ダイエットや花粉症などのアレルギーを緩和する 効能まで幅広い効果を持っています。食品から摂取したラクトフェリンは胃で消化されてしまいますので効果を活かす為には腸溶性ラクトフェリンのサプリを摂取すると良いでしょう。

ラクトフェリンとは?

母乳やミルク中に存在する鉄結合性の糖タンパク質であり、1分子当たり2個の鉄分子と結合することができます。
また、体内では内分泌液、好中球の顆粒や血液中等にも含まれています。

1939年にスウェーデンの学者により「赤色タンパク質」として発見され、1961年にフランスの学者により「ラクトフェリン」と名付けられました。

効果や効能について。

ラクトフェリンの持つ代表的な効果や効能を紹介します。

整腸作用

ブドウ球菌やピロリ菌などのいわゆる悪玉菌は、増殖する際に鉄を必要としますが、ラクトフェリンは悪玉菌から鉄を奪いとり、生育の抑制に役立ちます。
また、善玉菌のビフィズス菌に対しては増殖を助ける働きがありますので、整腸作用に効果があります。

免疫力の向上

免疫システムの中でも特に重要な細胞にNK(ナチュラルキラー)細胞がありますが、ラクトフェリンはNK細胞を活性化させる作用があり、免疫力の向上に役立ちます。
発見当初から病原菌の増殖を抑える抗菌成分としても注目されています。

放射線の害から体を守る

ラクトフェリンは、事前摂取による放射線防護効果だけでなく、放射能被爆後に投与しても有効な効果を示す治療用の薬剤として注目されます。

ダイエット効果

ラクトフェリンの摂取により、内臓脂肪の減少させダイエットやメタボリックシンドロームの予防に効果があります。
これは、ライオン株式会社と京都府立医科大学、国立がんセンターの共同研究で確認されています。

摂取量や上限量、副作用について。

1日の目安摂取量や上限量は明確になっていません。

ラクトフェリンは、哺乳類の乳などに存在するタンパク質ですので、副作用は殆ど無いと言われていますが、現在のところ、下痢が報告されています。
また、過剰摂取による副作用として、食欲不振や疲労、悪寒や便秘が報告されています。

効率の良い摂取方法について。

通常の食品やサプリメントから摂取したラクトフェリンは、胃液に含まれるペプシンで消化された後、膵液に含まれるトリプシンで消化され、オリゴペプチドやアミノ酸にまで迅速に分解されてしまい、多の機能が失われます。

その為、ラクトフェリンの恩恵を受けるためには、腸まで届くよう設計されている「腸溶性ラクトフェリン」サプリメントの摂取が勧められています。

ラクトフェリンの情報サイト。

健康増進、ダイエット、美肌など多彩な作用を持つラクトフェリンの詳細について紹介しています。
【ラクトフェリンの効果や副作用とは?】

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