ノコギリヤシの効能や副作用を解説。
ノコギリヤシは、フランスなどヨーロッパでは医薬品と認可されています。
副作用が少なく、育毛や発毛を促す効果を持っていることから、抜毛や薄毛に悩む方たちの救世主的な存在として注目されています。また、前立腺肥大症を予防する効能もあり、サプリメントだけでなくノコギリヤシエキスを使用したハーブティーとしても親しまれています。
ノコギリヤシとは?
北米に自生するヤシ科の植物で、ソーパルメット(Saw palmetto)とも呼ばれています。
ノコギリヤシは、ヨーロッパの多くの国では既に前立腺肥大症の治療用医薬品として用いられていますが、日本においてはサプリメントやハーブティーとして利用されていています。
効果や効能について。
ノコギリヤシの持つ代表的な効果や効能を紹介します。
前立腺肥大症を予防
前立腺肥大症が起こる原因は、いまだ明確にはなっていませんが、男性ホルモンが関係することは確実だと言われています。
現在では、男性ホルモン「テストステロン」が前立腺内部でDHT(ジヒドロテストステロン)に変化して、タンパク質を合成する事によって起こると考えられています。
ノコギリヤシには、テストステロンがDHTに変化させる「5−αリダクターゼ酵素」の働きを抑制することから、前立腺肥大症の予防や改善に役立ちます。
発毛や育毛
抜毛や薄毛は、DHTが髪の元となるタンパク質の合成を阻害したり、皮脂を過剰に分泌させて毛穴を詰まらせてることが大きな原因だとされています。
上記でも記載のとおり、ノコギリヤシには、DHTを作り出す「5−αリダクターゼ酵素」を抑制する効能がありますので、髪が生まれる環境を整えることで、発毛や育毛に効果が期待されています。
摂取量や上限量、副作用について。
1日の目安摂取量や上限量は明確になっていません。
ドイツでは1日に320mg摂取することが望ましいとされています。
副作用としては、吐き気や腹痛など胃腸症状、めまいや不眠、疲労や頭痛、高血圧症などが報告されています。
効率の良い摂取方法について。
ノコギリヤシを効率的に摂取するには、ミネラルの亜鉛と同時に摂取することをオススメします。
亜鉛にも、活性型男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が出来るのを抑制する働きがあり、またホルモンバランスを正常作用させる効果も合わせ持つ為に、より効果的だと言われています。
抗血小板薬や抗血液凝固薬、経口避妊薬やホルモン療法などとの併用は、相互作用にご注意下さい。
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