ビタミンB12の効能を解説。

ここではパントテン酸と共に働くビタミンB12の紹介をしています。
レバーや貝類などの食べ物に多く含まれ、欠乏すると貧血を引き起こすことで有名なビタミンB12ですが、神経痛の緩和や不眠症などにも効果を発揮しますので、食品やサプリメントを上手に摂取して不足しないようにして下さい。

ビタミンB12の効果

妊娠期に大事なビタミンです。

米国とアイルランドの研究によれば、妊娠前後にビタミンB12が不足している母親から生まれた子供は、先天的に神経管に欠陥を持った子供が生まれてくる危険性が最大で5倍も増すことが明らかになっています。

そのため、ビタミンB12は、葉酸と共に、妊娠時に欠かすことができないと言われています。

貧血を予防します。

赤血球の生成に深く関与しているビタミンB12は、葉酸と共に悪性貧血を予防します。

不足すると、酸素運搬機能が低下している働きの悪い赤血球が生まれてしまい、巨赤芽球性貧血と呼ばれる悪性貧血を引き起こす原因となります。

ビタミンB12は、動脈硬化の予防に役立ちます。

ビタミンB12が不足すると、ホモシステインという物質が増加することが分っています。

ホモシステインには、血管を狭くしたり、硬化させるなど動脈硬化を誘発する要因がありますので、発生を抑えるビタミンB12は、葉酸とともに動脈硬化の予防に効果があると言われています。

不眠症の緩和に役立ちます。

適切な時間に眠気を引き起こさせるメラトニンというホルモンの分泌を調節する働きを持つことから、睡眠と覚醒のサイクルを整え、不眠症の緩和に効能があると言われています。

精神の安定に役立ちます。

神経細胞における脂質膜の合成に必要なビタミンB12は、末梢神経を修復する働きを持っていると言われており、肩こりや腰痛の緩和にも効果があると言われています。

ビタミンB12の摂取量

食事摂取基準(日本人の食事摂取基準2005年版)では、1日あたりの摂取目安量は、通常時は、2.4μg(マイクログラム)で、妊娠期においては2.8μgとなっています。

1日あたり上限量は特に定められていません。

上手に摂取するために

ビタミンB12は、牛レバー、鶏レバー、アサリ、シジミ、サンマ、タラコなどの食べ物にに多く含まれています。

お互いに協力し合いながら効果を発揮するビタミンB群の中でも、特に似ている効能を持つ葉酸とは、同時に摂取するように心がけましょう。

・本サイトの利用は、パントテン酸の基礎のトップページにある注意事項をよく読んでご利用下さい。

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